その1 負荷を上げる 【トレーニングの5か条】
ジョギングを始めて体が慣れてきたら、
無理のない範囲で除々に負荷を上げていきます。
一番最初は距離ではなく、
時間を基準にして自分のペースに合わせて練習を積んできたと思います。
そして今後は、距離も基準にしてトレーニングを行っていきます。
例えば、今まで5kmをコンスタントに走ってきた人は、
10kmを目標にステップアップしていきます。
しかし、なかには、15km、20kmと走れる人もいるかもしれませんが、
ここでは決して無理をするべきではありません。
今まで培ってきた体力を使い果たして、
どっと疲れきってしまうようなトレーニングは
継続することが難しくなりますし、向上も望めません。
無理なく、自分にとって適度と思える負荷を掛けて、それを反復してゆく。
それが結果的に、身体能力をアップさせて、体力アップにもつながります。
急がずに練習レベルを上げる
マラソンの練習というと、辛い練習や苦しみに耐えて、
タイムを縮めるのが美徳とされる風潮が少なからずあります。
元々、団体スポーツではなく個人競技のため、
ストイックな面が強く自然とそうなってしまうのかもしれません。
しかし、初心者である皆さんは、競技者ではありませんから、
そうした過度な負荷を自分自身に掛けることはありません。
もちろん、「そんなことしないよ」という人も多いと思いますが、
実は、初心者であっても走ることに慣れてくると、
無意識の内にそうしてしまう人が多いものです。
ですから、その辺は自分自身でも注意するように心がけましょう。
がんばりすぎず、楽しむのが一番
ここでは「負荷を上げる」ことについて話してきましたが、
マラソンは非常に楽しいスポーツのひとつです。
景色を見たり、仲間とおしゃべりしたりしながら走ることも出来るこのスポーツを
楽しまない手はありません。
それには、自分にとっての負荷を軽く設定してあげることがポイントです。
「もっと走りたい」程度で終わらせておくと、
次に「走りたい」という欲求が生まれてくるものです。
その衝動をうまくコントロールして、マラソンを楽しみましょう。
◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆
◇ 【ジョギング】トップ
◇ その2 効果的な練習法 【トレーニングの5か条】
◇ その3 ときには長い距離に挑戦 【トレーニングの5か条】
◇ その4 練習の流れをつくる 【トレーニングの5か条】
◇ その5 マラソン足を作り上げる 【トレーニングの5か条】
◇ LSDで持久力を高める
◇ 心拍計を用いたサブ4トレーニング
◇ テーピングで安全性を高め、疲労を軽減
◇ アミノ酸を活用して効果的なトレーニングを
◇ 疲労を軽減する作用を持つアミノ酸
◇ ペースを落として距離を伸ばす
◇ フルマラソンには目標タイムを設定しよう
◇ スタミナアップはゆっくり長く
◇ スタミナアップには欠かせないLSDで走るベースを作る
◇ はやる気持ちを抑えたセルフコントロールを
◇ マラソン初心者はとくに、ゆっくり目のスロージョグを
◇ マイペースとスローペースを使い分ける
◇ LSDでフォームを整える
◇ 「上り」「下り」でトレーニングを最大化させる
◇ フルマラソンの前に2時間走を実施
◇ 1週間に5km走×3回でスタミナアップ
◇ 「距離走」と「時間走」で着実にレベルアップ
◇ 3時間走で確かな自信をつける
◇ 30km走で超回復による強化を
◇ 練習中に違和感を感じたら迷わずストップ
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