脂肪と糖分のバランスを考える
理想の心拍数110拍を念頭に、ゆっくりペースで長時間を走れば、
間違いなく脂肪はたくさん燃えてくれます。
ここでは、その“ゆっくりペース”、長時間のトレーニングが出来ているとします。
その場合、それだけでも十分にマラソントレーニングとしての効果は上がっています。
心肺機能が高まり、充実することで長く走れるようになりますし、
長時間の走りに耐える脚の筋力もついてきます。
しかし、こと減量トレーニングとしては、まだ不足な点があります。
多くの脂肪を燃やしたのだからと安心するのはまだ早いわけですね。
では、それは一体どういうことかというと、
やはり食事のコントロールが必要となってきます。
なぜならば、エネルギーとして
脂肪が使われる割合が多くなるようなトレーニングをしているからです。
脂肪の消費はまずまずだとしても、体中の糖分には余裕があります。
そのため、食事によるエネルギーの過剰摂取は困りますし、
減量は期間限定で取り組むものですからシビアに考えたいもの。
簡単な論理で、そこに必要以上の食事が加わると、糖分が余ってしまうわけです。
では、その余った糖分がどうなるのか。これは脂肪として体内に蓄えられるのです。
これではいくらトレーニングを積んでも堂々巡りで痩せられません。
ゆっくり長く走ったときほど、食事の量に気を使うべきです。
グリコーゲンを消費する
“ゆっくりペース”を脂肪だけ使って走ったと仮定しましょう。
言うまでも無く、体内にはグリコーゲンが充分に蓄えられています。
そこにさらに食事が加わるとすれば、グリコーゲンが増大して、
その余ったグリコーゲンは脂肪として蓄えられてしまうしかないのです。
つまり、いくらトレーニングを積んでも
食事量を考えなければ、脂肪を燃やした意味が無いということです。
◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆
◇ 【ダイエット】トップ
◇ 体重減で全身の負担をカバーする
◇ 無理のないカロリー減は、食事のちょっとした見直しから
◇ スローペースを念頭において、脂肪の燃焼を増やす
◇ 心拍数を参考に、ウェイトを絞る
◇ 有酸素能力を増す心拍数を知る
◇ 無理のないダイエット・トレーニング
◇ ダイエットはつまり、バランスの問題
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