体重減で全身の負担をカバーする
体力が思いのほか向上しなくても、
体重さえ軽くなれば体への負担は小さくなります。
それは、心肺機能や脚筋力が強化されたのと同じことだと言えるのです。
また、体を軽くするということは、
トレーニングでのリスクを減らすことにも通じます。
体重が減り、脚や腰への負担が軽くなれば、痛みが出たり、
故障したりという可能性はおのずと低くなります。
ひいては、少しトレーニングの量を減らそうだとか、
念のために休息を取ろうといった、トレーニングの中断も少なくなります。
スタミナを増幅させるために一心不乱に走っているが、ときには走れない日もある。
というよりは、コツコツと走りを積み重ねるようなトレーニングのほうが有効です。
無理のない減量で、タイムを短縮
安全性を考えても、体を軽くしておくことは、
サブ4を目指す上で大切なポイントです。
そこで、サブ4達成のトレーニングをしながら、
食事に関して幾らかのコントロールをしていきます。
普段の生活の中で、ちょっとしたダイエットをするわけです。
もちろん、以前お話しましたが、
その際に「無理な」ダイエットは逆効果となり、全くオススメはしません。
適度な減量が、より快適なランをサポートするわけです。
仮に、目標は2週に1kgの減量で、1ヶ月で2kgとしましょう。
そして例えば、3時間を切るようなレベルの高いランナーの場合、
1kg減らせば、まだ3分は記録が短縮出来ると言われているそうです。
アスリートの世界でこの短縮具合ですから、
サブ4を狙う皆さんの場合の伸びしろはその何倍にもなるのは確実です。
マラソンは個々人のタイムの幅が大きいですから、
完走タイムの設定がそう高くなければ、短縮出来るタイムは自然と大きくなります。
このように、目指す完走タイムがゆるいほど、
減量による記録更新の幅は大きくなるわけですね。
◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆
◇ 【ダイエット】トップ
◇ 無理のないカロリー減は、食事のちょっとした見直しから
◇ スローペースを念頭において、脂肪の燃焼を増やす
◇ 心拍数を参考に、ウェイトを絞る
◇ 有酸素能力を増す心拍数を知る
◇ 脂肪と糖分のバランスを考える
◇ 無理のないダイエット・トレーニング
◇ ダイエットはつまり、バランスの問題
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