有酸素能力を増す心拍数を知る
脂肪の燃焼が起こって、有酸素能力の向上にも貢献する心拍数が、
120拍/分(30歳代・強度50%)ぐらい。
この数値は、歩くほどゆっくりではなく、
また、ジョギングほど速くはないという
ちょうど中間に位置する「ゆっくりペース」と言えます。
そして、ここからは参考までに頭に入れておいて欲しいのですが、
このペースでのメリットは「末梢(まっしょう)毛細血管」の発達です。
この血管は体の隅々に張り巡らされている極めて細い血管のことで、
その発達が有酸素能力の向上と大いに関係があることが分かっています。
この末梢毛細血管が増えてより細部に渡って酸素を送り届けることが出来れば、
それだけ長く効率的に「動き」続けることが出来るわけです。
燃焼効率の高いゆっくりペース
その末梢毛細血管の発達を促す心拍強度が
だいたい50%ぐらいの速さだと言われています。
これ以上強度が上がってしまうと、
血流に勢いが付き過ぎて枝分かれしている細い血管を素通りしてしまいます。
また、この毛細血管の網が広がるほどに、
脂肪を分解する為に必要な物質をその分全身に行き渡らせることが出来ます。
そうなれば自然と、皮下脂肪を含めた全身の脂肪の燃焼効率も上がっていきます。
このように見てみると、この「ゆっくり」ペースが
かなり効率的な減量手段であることが分かりますね。
◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆
◇ 【ダイエット】トップ
◇ 体重減で全身の負担をカバーする
◇ 無理のないカロリー減は、食事のちょっとした見直しから
◇ スローペースを念頭において、脂肪の燃焼を増やす
◇ 心拍数を参考に、ウェイトを絞る
◇ 脂肪と糖分のバランスを考える
◇ 無理のないダイエット・トレーニング
◇ ダイエットはつまり、バランスの問題
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