ストレッチ
練習の前後に必ず行いたいのが準備運動と、ストレッチです。
このストレッチは一般的には、筋肉を伸ばして体の動きを広げてあげることで、
消費エネルギーをアップさせる。
その結果、脂肪がつきにくくなって、血流やリンパの流れもよくなるので、
むくみや冷えなどを予防できるという効能が知られています。
そうした効能とは別に、
皆さんが走る前にストレッチを行うことでの恩恵は、怪我の防止です。
体を温めて、走りに使う箇所の筋肉や関節をほぐすことが狙い。
ジョギングに使う肩、股間接、骨盤回りの間接と筋肉をゆっくり伸ばしてあげて、
可動する範囲を広げます。
そして練習後のストレッチも同じく大切です。
これはジョギングしている間に溜まった疲労を取ってあげることが狙い。
足を重点的に行い、
違和感や疲労を感じた箇所は入念に伸ばしてあげ、次の練習につなげましょう。
ストレッチのポイント
ストレッチの動きは準備運動と、走ったあとの整理運動とで、
基本が変わることはありません。
このストレッチには主に、3つのポイントがあります。
1.ゆっくりと動かす
腕や足の動きの可動域を目いっぱい広く取れるように、
関節に意識を集中して大きく、
ゆっくりと屈伸や回転をさせながらほぐしていきます。
また動きによっては筋肉を伸ばしきったままの状態で静止することも効果的です。
2.大きく息を吐き出す
筋肉や関節が伸びきろうとするときに、
一緒のタイミングで息を吐き出しながら行います。
すると、不思議と体から余計な力が抜けてリラックス出来る。
結果、筋肉が十分に伸びやすくなります。
3.体の重さを利用する
上の1、2で挙げたどの動作をやるときも、
リズムを取ったり、勢いやはずみなどは決して付けないように。
ゆっくりと自分の体重を利用しながら、体を曲げたり伸ばしたりするのが重要です。
◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆
◇ 【ストレッチ】トップ
◇ 筋肉の動きを頭に描いて、怪我に備える
◇ 準備運動と、整理運動の違い
◇ 5つの基本的ストレッチ
◇ 肩甲骨を意識したストレッチ
◇ 仕事中に出来る簡単ストレッチ
◇ 筋肉の両端を離し、逆の動きを与える
◇ コラーゲンとエラスチンを学ぶ
◇ 体の硬さは日々のストレッチでカバー
◇ 柔らかさは配列の乱れを修正して取り戻す
◇ 静的ストレッチと動的ストレッチ
◇ 静的のスタティックストレッチについて
◇ 動的バリスティックストレッチを行う
◇ 動的ダイナミックストレッチについて
◇ ストレッチは風呂上りのリラックス時が有効
◇ 筋力アップにはストレッチングが必須
◇ ストレッチで全身を柔軟に保っておく
◇ 子供にもストレッチが有効
◇ 腰痛のストレッチは連動した部位も忘れずに
◇ 足のむくみはコンプレッションストレッチで対応
◇ ヒザの怪我防止には十分なストレッチを