ストレッチは風呂上りのリラックス時が有効

ストレッチを行うタイミングはどういったときがベストなのでしょうか。実際に運動する前や、リフレッシュしたいときなど様々でしょうが、肉体的に効果が現われやすいケースを見てみます。

 

それは、リラックスした状態がベターです。そのため特に、ふだんの風呂上りなどがオススメといえます。気分がくつろいでいる上に、お風呂のように適度にあたたかな湯船に浸かっていると、副交感神経が刺激されることになります。これは自律神経の中でも体がゆったりとしている時に強く働く神経ですから 、心身ともに理想的なリラックス状態を生むことが出来るのです。

 

そして、風呂上りは血液の流れが促進されることからもストレッチの効果が顕著に現れます。具体的な要因はこちらです。

・お風呂に入ることで体内が温まり、より全身の血管が開く

・お風呂の水圧が全身にほどよくかかる

この2点がメインに起因してストレッチングの効果を強めるのです。

 

 

コラーゲンにも効果大

また、ストレッチと密接な関係を持つコラーゲンに関しても風呂は良い刺激を与えます。というのも、骨以外の支持組織である「軟部組織」のコラーゲン線維は、常温よりも高い温度、つまり温められると柔らかくなりやすいという特徴を持ってます。ですから、ふだんは硬さが影響して思い通りのストレッチが出来ないとしても、温めることでそうした問題は払拭できるのです。このように、ちょっとした環境の変化が意外なほどストレッチの効率を上げることを覚えておきましょう。

 

余談ですが、この筋肉の温め方には主に2つの手法があります。

・湿式

・乾式

の2つですが、「湿式」は風呂に入ることに代表されるように、体に直接湿り気を与えること。そして「乾式」は文字の通り、乾いた状態で皮膚の表面に熱を与えてあたためることです。どちらが良いかはケースバイケースですから一概には言えませんが、一般的には湿式の方が効果が現れやすいものとして広く知られています。

 

 

◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆

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 筋肉の動きを頭に描いて、怪我に備える
 準備運動と、整理運動の違い
 5つの基本的ストレッチ
 肩甲骨を意識したストレッチ
 仕事中に出来る簡単ストレッチ
 筋肉の両端を離し、逆の動きを与える
 コラーゲンとエラスチンを学ぶ
 体の硬さは日々のストレッチでカバー
 柔らかさは配列の乱れを修正して取り戻す
 静的ストレッチと動的ストレッチ
 静的のスタティックストレッチについて
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 動的ダイナミックストレッチについて
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