体の硬さは日々のストレッチでカバー
常日頃、積極的に体を動かしていればなんの問題もありませんが、どうしても現代人は運動不足になりがちです。そして、「体の可動範囲が狭くなってきたかな?」と感じる最たる原因は、この体を動かさない生活習慣が大半です。
これは理屈的にはカンタンなことで、日々のデスクワークなどでいつも決まった姿勢しか取らずにいると、関節自体を動かす機会が減ります。また、筋肉をそれほど使わなくなれば、体の機能も自動的に低下するということです。
では、筋や関節の働きについて掘り下げてみます。これらの部位にはコラーゲンをたっぷり有した、いくつかの要素が結びついた組織があります。ちょっと専門的な話になるのですが、筋が収縮したり、また刺激を受けたりすると、構成要素の並び方を保ったままその方向へと向かおうとするのです。
でも、体を動かさないとこれらの運動は行われませんので、コラーゲンの構成要素の配列が乱れてしまい、通常、筋が伸びるべき方向へ伸びなくなるということになります。この体を動かさないことで生じる現象は、筋線維自体の配列も崩すことになります。そして、これがいわゆる「体が硬い」状態として本人たちには感じられているということです。
ストレッチを習慣付ける
年を取るほどに体が硬くなる。これは、運動を積極的に行わないことが要因でもあります。更に、老化によって当然生じる筋の衰退、萎縮などもあります。では今後、日本が高齢化社会を迎えるに当たって、私たちはどう対処していくべきか。端的に言うと、日々の生活で無理なく、例え数秒でも良いのでストレッチングすることです。
年を取るほどに、どうしてもストレッチ的な動作をする機会が減ってしまうものです。つまりは、筋を構成する要素だったり、各部位のコラーゲンの配列が崩れてしまうので、健康を維持するためにもちょっとしたストレッチは習慣付けるのがベターかもしれません。
◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆
◇ 【ストレッチ】トップ
◇ 筋肉の動きを頭に描いて、怪我に備える
◇ 準備運動と、整理運動の違い
◇ 5つの基本的ストレッチ
◇ 肩甲骨を意識したストレッチ
◇ 仕事中に出来る簡単ストレッチ
◇ 筋肉の両端を離し、逆の動きを与える
◇ コラーゲンとエラスチンを学ぶ
◇ 体の硬さは日々のストレッチでカバー
◇ 柔らかさは配列の乱れを修正して取り戻す
◇ 静的ストレッチと動的ストレッチ
◇ 静的のスタティックストレッチについて
◇ 動的バリスティックストレッチを行う
◇ 動的ダイナミックストレッチについて
◇ ストレッチは風呂上りのリラックス時が有効
◇ 筋力アップにはストレッチングが必須
◇ ストレッチで全身を柔軟に保っておく
◇ 子供にもストレッチが有効
◇ 腰痛のストレッチは連動した部位も忘れずに
◇ 足のむくみはコンプレッションストレッチで対応
◇ ヒザの怪我防止には十分なストレッチを
Trackback URL