足のむくみはコンプレッションストレッチで対応
一日中立ち仕事をしている人や、デスクワークでずっと同じ姿勢をとっている人たちが悩まされる症状に、「足のむくみ」があります。
この「むくみ」はなぜ起こるのでしょうか? それは、ふくらはぎの筋肉の役目が大きく影響しています。この部位は血管やリンパ管を縮めて、全身に血を循環させる、いわゆるポンプのような役割を担っています。
しかし、立ち仕事や座り仕事が長く続くと、このふくらはぎの筋肉の収縮が弱まります。そうすれば当然、筋肉に溜まった疲労物質が本来のように血液でスムーズに循環されなくなってしまうのです。ポンプ機能の低下で、循環がうまくいかなければ必ずその支障はどこかに現れます。その支障が結果的に、むくんだ状態を生んでしまうということなのです。
筋肉に圧刺激を与えるのがオススメ
では、このむくみを解消するにはどんな方法があるのでしょうか?
→ 静的なスタティックと動的なダイナミックストレッチをミックスして行う
これに尽きます。これが最も大きな効果が得られるものとして知られています。目的はただ一つで、「血の巡りを迅速に確保するため」です。ふくらはぎが持つポンプの作用を取り戻すには、ストレッチの原則である筋肉の伸張、収縮の動作を使った動的ストレッチがモアベターなのです。
しかしここでは、より分かりやすく、簡単なふくらはぎのむくみを取り除く方法を以下で見てみます。それは足を組むだけで出来るものですから必ず覚えておきたいものです。
「コンプレッションストレッチ」と呼ばれる筋肉に圧刺激を与えるものがオススメです。右足を上にして足を組んでみましょう。このとき、左のヒザに右足のふくらはぎが当たるようにします。そしてしっかりとヒザとふくらはぎがヒットした状態で上に置いた右足首を回して刺激を与えます。実際にやってみれば分かりますが、こうすることでふくらはぎに程よい刺激が加わり、鈍化したポンプ機能が活性化されるというわけです。
◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆
◇ 【ストレッチ】トップ
◇ 筋肉の動きを頭に描いて、怪我に備える
◇ 準備運動と、整理運動の違い
◇ 5つの基本的ストレッチ
◇ 肩甲骨を意識したストレッチ
◇ 仕事中に出来る簡単ストレッチ
◇ 筋肉の両端を離し、逆の動きを与える
◇ コラーゲンとエラスチンを学ぶ
◇ 体の硬さは日々のストレッチでカバー
◇ 柔らかさは配列の乱れを修正して取り戻す
◇ 静的ストレッチと動的ストレッチ
◇ 静的のスタティックストレッチについて
◇ 動的バリスティックストレッチを行う
◇ 動的ダイナミックストレッチについて
◇ ストレッチは風呂上りのリラックス時が有効
◇ 筋力アップにはストレッチングが必須
◇ ストレッチで全身を柔軟に保っておく
◇ 子供にもストレッチが有効
◇ 腰痛のストレッチは連動した部位も忘れずに
◇ 足のむくみはコンプレッションストレッチで対応
◇ ヒザの怪我防止には十分なストレッチを
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