動的バリスティックストレッチを行う
静的ストレッチの次は、動的ストレッチについて理解を深めましょう。この動的ジャンルのバリスティックストレッチは大きく3つの工程からなるストレッチ法となります。
その1.静的とは逆に、反復運動で勢いをつけます。
その2.その反復運動の動きを次第に大きくしていきます。
その3.伸び広げていく中の「頂点」を見極め、そこで筋肉を伸ばします。
バリスティックストレッチはこのように、主に3つの過程を経てやるものですが、より詳しく追ってみましょう。まず、ストレッチングする目的の部位と、そこを伸ばすのに必要な動作をチェック。
やり始めは反動をつけることなく、静的ストレッチ同様にゆっくり動作を繰り返していきます。そしてその中で、体を除々にあたため、また、ほぐしながら筋の「頂点」を見極めていきます。
そのまま反復運動をキープしていき、次第に今までの動きを大きくしていきます。この時、振り子のイメージで力を増していくのが一番感覚を掴みやすいかもしれません。そして、そのまま動作も速め、一般的には20回以内の反復運動で目的とした箇所の筋肉を「頂点」のタイミングで十分にストレッチング。これが一連の動的バリスティックストレッチの方法となります。
筋肉の損傷に注意
最近では、この動的ストレッチのバリスティックは、ダイナミックストレッチをうまくミックスして、主にコンペティターがウォーミングアップとして用いられているようです。とはいえ、このストレッチは慣れてない人がやるにはそれなりのリスクがありますので注意が必要です。
反動を使ったストレッチですから、その入力加減が大きすぎると伸張負荷が掛かりすぎてしまい、筋肉を損傷する可能性があるのです。ですから、くれぐれも反動をつけ過ぎることなく、急激に巨大な負荷を与えないように徹底します。まずは静的ストレッチから入り、その後で動的という流れが理想のストレッチングといえます。
◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆
◇ 【ストレッチ】トップ
◇ 筋肉の動きを頭に描いて、怪我に備える
◇ 準備運動と、整理運動の違い
◇ 5つの基本的ストレッチ
◇ 肩甲骨を意識したストレッチ
◇ 仕事中に出来る簡単ストレッチ
◇ 筋肉の両端を離し、逆の動きを与える
◇ コラーゲンとエラスチンを学ぶ
◇ 体の硬さは日々のストレッチでカバー
◇ 柔らかさは配列の乱れを修正して取り戻す
◇ 静的ストレッチと動的ストレッチ
◇ 静的のスタティックストレッチについて
◇ 動的バリスティックストレッチを行う
◇ 動的ダイナミックストレッチについて
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