筋肉の動きを頭に描いて、怪我に備える

体の動きは、すべて筋肉が収縮することによって行われます。
そして反対の動作は、縮んだ筋肉が伸びるのではなく、
「反対側の筋肉が縮まる」ことで起こっているわけです。

筋肉の収縮が繰り返されるということは、
その筋肉自体は常に縮められることを余儀なくされます。
そして筋肉が縮むと、
疲労物質である乳酸がたまりやすくなって血行が悪くなり、筋肉の機能が低下。
その分、他の筋肉に負担が集まってしまうので、
肉離れや炎症が起こりやすい状態になります。

また、筋肉が疲れていると、
関節部分に異常が現れて、痛みが出てくることがあります。
一連の動作は、関節にまたがって骨と骨をつないでいる筋肉が
収縮することで行われています。
その筋肉自体が縮んで疲れを溜めると、
当然骨との結合部である関節に支障が出ることになるわけです。

そこでジョギングのように、筋肉の収縮を頻繁に繰り返す運動の前後には、
怪我の防止や、疲労回復という面からも、ストレッチを行ってあげます。
縮んだ筋肉を伸ばして関節をやわらかくしてあげ、
体が常に動きやすい状態に保っておきましょう。

ストレッチの効能

ストレッチは年齢や体力に関係なく、手軽に行えるものです。
ただ単に準備運動や、整理運動としてだけでなく、
朝起きたときや、仕事や勉強で疲れたときなどに、ちょっとの時間を使って行ってあげると、
筋肉がほぐされて、体全体がリラックスします。
それによって体の動きが全体的に軽くなめらかになって、柔軟性が増すわけです。
また、血行もよくなり、疲れが軽減して意欲が向上するなどの効果があります。

 

 

◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆

 【ストレッチ】トップ
 筋肉の動きを頭に描いて、怪我に備える
 準備運動と、整理運動の違い
 5つの基本的ストレッチ
 肩甲骨を意識したストレッチ
 仕事中に出来る簡単ストレッチ
 筋肉の両端を離し、逆の動きを与える
 コラーゲンとエラスチンを学ぶ
 体の硬さは日々のストレッチでカバー
 柔らかさは配列の乱れを修正して取り戻す
 静的ストレッチと動的ストレッチ
 静的のスタティックストレッチについて
 動的バリスティックストレッチを行う
 動的ダイナミックストレッチについて
 ストレッチは風呂上りのリラックス時が有効
 筋力アップにはストレッチングが必須
 ストレッチで全身を柔軟に保っておく
 子供にもストレッチが有効
 腰痛のストレッチは連動した部位も忘れずに
 足のむくみはコンプレッションストレッチで対応
 ヒザの怪我防止には十分なストレッチを


 

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