子供にもストレッチが有効
ストレッチにまつわる話で面白いものがあります。それは、あらゆる機能を持った人間の体で、一番早く失われるのが「柔軟性」だということです。
これはデスクワークなどで体が凝り固まってしまっている人であれば容易に同感していただけるでしょう。そしてまた、大げさに言ってしまうと、人が生まれてからそのまま何もせずにいたのではカチンコチン。本来の機能はまったく作用することはありません。まあ、もちろん生まれてからそのままなんてことはありえない訳ですが、体を動かさないということは結果的にそういうことだというのをお忘れなく。
さて、一般的に
子供は体がやわらかいから柔軟、すなわちストレッチをしないでも問題ない
という風に考えられてるフシがありますが、実はそうではないのです。例え5歳にも満たない幼児であっても、日々自発的に全身を動かしたり、あるいはストレッチという概念は持たずとも体を伸張、収縮させるという動作を行うことで全身を柔らかな状態に保つことができるのです。
運動神経がないと早合点しないこと
今は昔と比べて、日々の生活習慣の変化からこうした5歳未満の幼児であっても体の硬い子が多く存在します。これは簡単なことで、ふだん外で体を使わずに家の中でゲームにこうじるなどといったよるものが大半。ですから、やはり子供は外で元気に遊ぶというのが望ましいのは言うに及ばず、更にもうひとつ注意したい点があります。
それは、こうした幼児を持つ親で、自分の子供が他の子と比べてどこか体の動きがぎこちない、と感じるケースです。このとき、「うちの子は運動神経がないのかしら」などと早合点しないこと。単純に、体が硬くて本来の機能を発揮出来ない場合が多いのです。ですからまずは、十分にストレッチを学習させてみましょう。今までのぎこちなさが途端に吹き飛んだようなキレのある動きをすることがきっと大いはずです。
◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆
◇ 【ストレッチ】トップ
◇ 筋肉の動きを頭に描いて、怪我に備える
◇ 準備運動と、整理運動の違い
◇ 5つの基本的ストレッチ
◇ 肩甲骨を意識したストレッチ
◇ 仕事中に出来る簡単ストレッチ
◇ 筋肉の両端を離し、逆の動きを与える
◇ コラーゲンとエラスチンを学ぶ
◇ 体の硬さは日々のストレッチでカバー
◇ 柔らかさは配列の乱れを修正して取り戻す
◇ 静的ストレッチと動的ストレッチ
◇ 静的のスタティックストレッチについて
◇ 動的バリスティックストレッチを行う
◇ 動的ダイナミックストレッチについて
◇ ストレッチは風呂上りのリラックス時が有効
◇ 筋力アップにはストレッチングが必須
◇ ストレッチで全身を柔軟に保っておく
◇ 子供にもストレッチが有効
◇ 腰痛のストレッチは連動した部位も忘れずに
◇ 足のむくみはコンプレッションストレッチで対応
◇ ヒザの怪我防止には十分なストレッチを
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