ストレッチで全身を柔軟に保っておく

ふだんの生活サイクルで、意識しないとどうしても使わない体の部位というのが出てきます。そして、それをそのままにしておくと、様々な病気の原因になってしまいます。

 

本来動くべき部位は、可能な限り動きが鈍くならないように、ストレッチで状態をキープするのが望ましいものです。そして、この本来動くべき部位について、ほとんどの人が動かす機会が少なくなることで硬くしてしまう代表的な箇所があります。

 

それは、上半身の「胸」です。意外と知られていないのですが、この部位は普段の生活で動かす機会があまりないために、鈍化が進み縮まりやすい箇所の代表例なのです。とはいえ、この「胸」は体の中でも重要な位置付けであるのを忘れてはいけません。

その1.心臓や肺、食道といった主要な内臓を外部からガードする
その2.伸びたり縮んだりすることで呼吸の活動を全面的にサポートし、またバックアップする

このように、鈍化するままに放っておくことが決して出来ない部位です。

 

 

胸郭が開きにくい状態となるのを防ぐ

どういった生活習慣でこの「胸」の動きが鈍化していくのか? デスクワークが多い人ほどそれは顕著に現れます。毎日、猫背気味にパソコンをにらめっこ。背筋をピンと張らずに、このように背中を屈めて生活をしていると、胸の内部の胸郭と呼ばれる骨格は次第に開きにくい状態となっていきます。そうすると、自然と呼吸が浅くなってしまったり、また、胸郭から連携して腰痛なども引き起こしてしまうのです。

 

人間の体はすべてが連動、連携していますので、ある一部の箇所が支障をきたすと、全身に影響が出るものなのです。全身が本来あるべき柔軟さを保てずに硬くなると、

・肩がこりやすい
・常にだるい
・ヒザが痛む
・足元がおぼつかなくなる

など、様々な症状として現れます。もちろん、これらは全身が硬くなることのみが原因ではありませんが、全身の筋が収縮してしまうことで脳からの伝達がうまく行き渡らず動作に反映されないということは十分あります。ですから何よりも、ストレッチで全身に血液をめぐらせて活性化させることが大切なのです。

 

 

◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆

 【ストレッチ】トップ
 筋肉の動きを頭に描いて、怪我に備える
 準備運動と、整理運動の違い
 5つの基本的ストレッチ
 肩甲骨を意識したストレッチ
 仕事中に出来る簡単ストレッチ
 筋肉の両端を離し、逆の動きを与える
 コラーゲンとエラスチンを学ぶ
 体の硬さは日々のストレッチでカバー
 柔らかさは配列の乱れを修正して取り戻す
 静的ストレッチと動的ストレッチ
 静的のスタティックストレッチについて
 動的バリスティックストレッチを行う
 動的ダイナミックストレッチについて
 ストレッチは風呂上りのリラックス時が有効
 筋力アップにはストレッチングが必須
 ストレッチで全身を柔軟に保っておく
 子供にもストレッチが有効
 腰痛のストレッチは連動した部位も忘れずに
 足のむくみはコンプレッションストレッチで対応
 ヒザの怪我防止には十分なストレッチを


 

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