腰痛のストレッチは連動した部位も忘れずに
中高年になると避けて通れないのが「腰痛」ではないでしょうか。これは、例え日々、健康的に体を動かしていたとしてもちょっとしたことが原因で、誰もが成り得る症状だというのをお忘れなく。
主にスポーツや無理がたたって起こる、腰の筋膜や筋肉の損傷による腰痛の一種である「筋筋膜性腰痛」について見てみましょう。この腰痛の原理は肩こりと一緒です。凝り固まった筋肉が毛細血管を強く押し付けてしまい、結果的に血の巡りが悪くなってしまうことから起こるものです。しかしこれは、ストレッチングで緩和させることが可能ですから、全身の筋肉をリラックスした状態で十分に伸ばしてあげて、血の巡りを促進させます。そうすれば、疲労が回復されて改善することでしょう。
ですが、これはあくまでも「筋筋膜性腰痛」に限った話です。腰回りの痛みには他にも
・「椎間板ヘルニア」
・「腰椎分離症」
といった様々な症状があります。これらは筋肉以外のナイーブな箇所も関係していますので、付け焼刃の知識で無闇にストレッチングすることは避けましょう。症状が余計に悪化するのは瞭然です。
連動した筋肉にも気を配る
さて、筋肉が関係している一般的な腰痛では、どこの筋肉をストレッチすればいいのかが最大の関心事だと思います。まずそうした腰痛を感じた人の大半は、腰や背中の筋肉に痛みと同時に張りのような違和感を感じます。ここをほぐす必要があるのですが、しかしその部位だけをストレッチしたのでは状況がより良い状態へは改善しません。
他にも、
・股の関節周りの筋肉
・体を支える骨盤に連なる広背筋
も入念にストレッチしてみてください。こうした連動した筋肉に気を配るだけでも効果はかなり現れるはずです。が、この他にも更にたくさんの筋肉の張りを伸張し収縮させるストレッチが腰痛の回避に直結します。
いずれにしても、腰痛のストレッチに関しては、独学でやると治るものも中々治らなくなりますから、ここでの知識は参考程度に留めておいて、出来れば専門の医師に一度相談することをオススメします。
◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆
◇ 【ストレッチ】トップ
◇ 筋肉の動きを頭に描いて、怪我に備える
◇ 準備運動と、整理運動の違い
◇ 5つの基本的ストレッチ
◇ 肩甲骨を意識したストレッチ
◇ 仕事中に出来る簡単ストレッチ
◇ 筋肉の両端を離し、逆の動きを与える
◇ コラーゲンとエラスチンを学ぶ
◇ 体の硬さは日々のストレッチでカバー
◇ 柔らかさは配列の乱れを修正して取り戻す
◇ 静的ストレッチと動的ストレッチ
◇ 静的のスタティックストレッチについて
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