ダイエット

ランナーにとって体重が落ちるということは、
すなわちスタミナが付くという見方もあります。
なぜなら、運ぶべき体重が軽くなれば、
それだけ少ないエネルギーで走ることが可能です。
相対的にスタミナアップになるというわけですね。

そもそも、長い距離を走るマラソンの有酸素トレーニングは、
脂肪の燃焼を促しやすいです。
マラソントレーニングと減量トレーニングは大筋において一致するということ。
そこに、ちょっとしたダイエットのノウハウを加えれば、
トレーニングで得た力をより有効に使うことが出来ます。

しかし、もし、あなたが標準体重をかなり下回っていて、
体力にも自信がないというなら、残念ながらこの方法は向きません。
いや、やるべきではないです。
ただし、幸い体重もオーバー気味で、
日頃のジョギングで体力はそこそこあるというのなら、
このプランを採用してもいいでしょう。
体を軽くしておけば、多少のスタミナ不足はカバーできるものです。

20分以上のランで、脂肪の燃焼率が増える

運動の主なエネルギー源になるのは、
体内に蓄えられたグリコーゲン(糖質)と脂肪です。
この二つのエネルギー源には、その使われ方に特徴があります。
つまり運動開始から約20分ぐらいまでは、
主要エネルギーとしてグリコーゲンが使われる割合が大きい。
ただし20分を過ぎる頃から脂肪の使われる割合が多くなり、
30分を過ぎる頃には主要エネルギーは完全に脂肪にとって変わられます。
以後、グリコーゲンの減少に従って
主要エネルギーとしての脂肪の使われる割合は多くなっていきます。
長い時間を走るほど脂肪がよく燃やされる理由はここにあるわけです。

 

 

◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆

 体重減で全身の負担をカバーする
 無理のないカロリー減は、食事のちょっとした見直しから
 スローペースを念頭において、脂肪の燃焼を増やす
 心拍数を参考に、ウェイトを絞る
 有酸素能力を増す心拍数を知る
 脂肪と糖分のバランスを考える
 無理のないダイエット・トレーニング
 ダイエットはつまり、バランスの問題