静的ストレッチと動的ストレッチ

ひとことにストレッチと言っても、その種類は豊富にあります。スポーツをする上では欠かせない初期刺激として広く知られていますが、その詳細について理解している人はあまりいません。ここからはその各ストレッチについて焦点を絞っていきます。

 

まず、ストレッチは大きく2つに分けることができます。

・静的ストレッチ

・動的ストレッチ

がそれで、これは説明するまでもないでしょうが、停まった状態でやるのと動きを付けるのとの違いです。

 

静的ストレッチ

静の状態でのストレッチングです。反動をつけたり弾みをつけることはありません。自らの動きのみでストレッチを与えたい部位の筋肉や腱をゆっくりと伸ばします。静的ストレッチではこの「ゆっくり」がポイントで、慌てずに自分で“効き”を感じつつ入力していくようにします。このゆっくり効かせる時間は20秒前後が一般的で、別名「スタティックストレッチ」の専門名も持っています。基本、ほとんどの人が行っているストレッチはこの静的ストレッチか大半です。

 

動的ストレッチ

あまり一般的ではない動きをつけたストレッチです。静的とは逆に、反動や弾みをつけて行うもので、動的ストレッチの中でも更に「バリスティックストレッチ」や「ダイナミックストレッチ」といった種類があります。まず、バリスティックストレッチに関しては、ストレッチングの最中や反動を加える途中に、急に筋肉を伸ばす動きを与えます。これは実際の運動で起こりうる動作や刺激に近いことからウォーミングアップのストレッチとして重宝されています。いわゆる、それなりのスポーツマンに向けた実戦的なストレッチということですね。それともうひとつ、ダイナミックストレッチについてですが、これも一般の人がひんぱんにやるものではありません。詳細は後ほど触れますが、これもコンペティターに向けたストレッチングとして利用されています。

 

 

◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆

 【ストレッチ】トップ
 筋肉の動きを頭に描いて、怪我に備える
 準備運動と、整理運動の違い
 5つの基本的ストレッチ
 肩甲骨を意識したストレッチ
 仕事中に出来る簡単ストレッチ
 筋肉の両端を離し、逆の動きを与える
 コラーゲンとエラスチンを学ぶ
 体の硬さは日々のストレッチでカバー
 柔らかさは配列の乱れを修正して取り戻す
 静的ストレッチと動的ストレッチ
 静的のスタティックストレッチについて
 動的バリスティックストレッチを行う
 動的ダイナミックストレッチについて
 ストレッチは風呂上りのリラックス時が有効
 筋力アップにはストレッチングが必須
 ストレッチで全身を柔軟に保っておく
 子供にもストレッチが有効
 腰痛のストレッチは連動した部位も忘れずに
 足のむくみはコンプレッションストレッチで対応
 ヒザの怪我防止には十分なストレッチを


 

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