3時間走で確かな自信をつける
さて、前回の2時間走から20km走へのステップアップに成功したとすれば、
皆さんは既にフルマラソン完走に向けての、大いなる収穫を得たと考えて良いでしょう。
大会当日、非常に体調が良かったり、理想的なペースメーカーを見つけられた場合は、
その20kmを走りきれたペースで、42.195kmを走りきることも可能だからです。
そこで気の早い人はすでにトレーニングを終えた気になるかもしれませんが、
不測の事態に備えるのが、そもそも準備というものですね。
緊張のあまり前夜眠れずに、当日は睡眠不足というのはよくある話。
スタート直後の混雑で自分のペースを見失うことも珍しくありません。
それでもレースをスタートしたらゴールを目指さなくてはいけません。
うまくいけば御の字ですが、そうでなくともなんとか出来る余裕が欲しいわけです。
3時間走にチャレンジ
そのために、もうワンランク上の3時間走にチャレンジしておきましょう。
市民マラソンの世界では一般的に、
「2時間走で完走のめどがつき、3時間走でタイムが見える」と言われています。
3時間走りきれれば、そのペースでマラソンを走りきるのは比較的難しくはありません。
またそれは、フルマラソンを走るスタミナは十分あるということでもあります。
基本的なトレーニングプランとしては、レースの1ヶ月くらい前に1回という取り組みでOK。
「それで失敗した場合はどうすればいいのだろう?」という人は、
トレーニング不足の人の2時間走と同様、歩きから入る3時間走にシフトします。
この場合、どの程度歩くかはスタミナ次第。とりあえず3時間を動き続けられたら合格とします。
レースまで4週間程度の余裕があるのならば、
翌週に3時間走への再チャレンジをすることも可能です。
◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆
◇ 【ジョギング】トップ
◇ その1 負荷を上げる 【トレーニングの5か条】
◇ その2 効果的な練習法 【トレーニングの5か条】
◇ その3 ときには長い距離に挑戦 【トレーニングの5か条】
◇ その4 練習の流れをつくる 【トレーニングの5か条】
◇ その5 マラソン足を作り上げる 【トレーニングの5か条】
◇ LSDで持久力を高める
◇ 心拍計を用いたサブ4トレーニング
◇ テーピングで安全性を高め、疲労を軽減
◇ アミノ酸を活用して効果的なトレーニングを
◇ 疲労を軽減する作用を持つアミノ酸
◇ ペースを落として距離を伸ばす
◇ フルマラソンには目標タイムを設定しよう
◇ スタミナアップはゆっくり長く
◇ スタミナアップには欠かせないLSDで走るベースを作る
◇ はやる気持ちを抑えたセルフコントロールを
◇ マラソン初心者はとくに、ゆっくり目のスロージョグを
◇ マイペースとスローペースを使い分ける
◇ LSDでフォームを整える
◇ 「上り」「下り」でトレーニングを最大化させる
◇ フルマラソンの前に2時間走を実施
◇ 1週間に5km走×3回でスタミナアップ
◇ 「距離走」と「時間走」で着実にレベルアップ
◇ 30km走で超回復による強化を
◇ 練習中に違和感を感じたら迷わずストップ
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