スタミナアップはゆっくり長く

長い時間(あるいは距離)を走れるようになるにはどうすれば良いのか? 
答えは簡単。「ゆっくり走れば良い」のです。
ジョガーにとって、この結論は実に受け入れやすいものだと思います。
速く走ればそれだけ苦しくなります。
だけど、ゆっくり走れば、それだけ楽が出来ます。
これなら今回からでも、前回より長い時間を走れそうですね。

でも、フルマラソンでサブ4を目指そうというほどの向上心を持っている皆さんですから、
ある疑問が残るはずです。
それは、「ゆっくり走っていて本当に力がつくのだろうか?」ということ。

皆さんが一般的に頭に描くトレーニングというのは、
「苦しめ苦しむほど効果的ではなかったのか?」というもの。
そして、この疑問についてココではとりあえずこう答えておきます。
「ゆっくり走るからこそ多くの時間(距離)を走ることができて、
それだけスタミナもついてくる」。

全力の6割を体に染み込ます

スタミナ作りに関しては、とにかく時間さえかけて
体を動かすだけで良いという側面があります。
長く走り続ける能力を発達させる、「運動の強さ(強度)」というものもあります。
これは最大心拍数の60%、つまり激しい運動で
心臓が思いっきりバックンバックンしたときの6割ぐらいと言われています。
単純に全力の6割と思っても良いでしょう。

実際のトレーニングでは、これに「できるだけゆっくり走って距離を稼ぐ」
という方向性が加わりますから、ペースは全力の5~6割。
しかし「何割」と言われても具体的なペースのイメージはつかめないかもしれません。
ただこれは、下手をすればウォーキングでも達成できるような運動強度でもあります。

マラソン初心者の皆さんはもうお分かりでしょうが、
どんなにゆっくりだとしても、長く走れば、
マラソンを走るためのスタミナは確実についてくるわけですね。

 

 

◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆

 【ジョギング】トップ
 その1 負荷を上げる 【トレーニングの5か条】
 その2 効果的な練習法 【トレーニングの5か条】
 その3 ときには長い距離に挑戦 【トレーニングの5か条】
 その4 練習の流れをつくる 【トレーニングの5か条】
 その5 マラソン足を作り上げる 【トレーニングの5か条】
 LSDで持久力を高める
 心拍計を用いたサブ4トレーニング
 テーピングで安全性を高め、疲労を軽減
 アミノ酸を活用して効果的なトレーニングを
 疲労を軽減する作用を持つアミノ酸
 ペースを落として距離を伸ばす
 フルマラソンには目標タイムを設定しよう
 スタミナアップには欠かせないLSDで走るベースを作る
 はやる気持ちを抑えたセルフコントロールを
 マラソン初心者はとくに、ゆっくり目のスロージョグを
 マイペースとスローペースを使い分ける
 LSDでフォームを整える
 「上り」「下り」でトレーニングを最大化させる
 フルマラソンの前に2時間走を実施
 1週間に5km走×3回でスタミナアップ
 「距離走」と「時間走」で着実にレベルアップ
 3時間走で確かな自信をつける
 30km走で超回復による強化を
 練習中に違和感を感じたら迷わずストップ


 

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