「距離走」と「時間走」で着実にレベルアップ

待望のマラソン大会まで、まだ2~3ヶ月以上ある基礎トレーニングの時期ならば、
ジョギングする時間だけを決めて走る「時間走」だけで十分でしょう。
ただし、大会が近づいてきたら、距離を決めて走る「距離走」にも挑戦が必要です。

今さら言うまでもなくマラソンは決められた距離を走る「距離走」です。
距離を目安に走るトレーニングはあった方が良いもの。
結局、距離が決まっていれば自然にペースを意識することにもなるからですね。

大会本番に向けてのトレーニングとしては、
この「時間走」と「距離走」をうまく組み合わせて着実なレベルアップを目指していきます。
つまり時間走を成し遂げたら、その時間に相当する距離走へのステップアップをはかっていきます。
2時間走に成功したら、次は20km走という具合です。

「量」よりも「質」に目を向ける

自分のベストなペースが1km6分のペースにまで成長していたとすると、
2時間を走れば距離は20km。
そうなると、この「2時間走」は「20km走」と一見同等のトレーニングですが中身は全く異なります。
「量」は同じでも、「質」が違うからです。

一定距離に到達しなくてはいけない距離走では心理的なプレッシャーも大きいです。
そうなると同じ距離を走っても疲労の大きさが違ってくるわけです。
ならばプレッシャーの少ない2時間走の予定でスタートしてみます。
好調にペースが保てていれば、途中で距離走に変更するという手もあるのです。

反対に20km走の予定でスタートしたが、なんだか調子がいまいち。
この場合「今日は時間走」だったことにしてしまうのです。
後は、ペースを落として2時間の経過を待てばOK。
結果的に例え15km前後しか走れなかったとしても
「リタイヤした」というよりは、よほど気分よく走り終えられます。

 

 

◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆

 【ジョギング】トップ
 その1 負荷を上げる 【トレーニングの5か条】
 その2 効果的な練習法 【トレーニングの5か条】
 その3 ときには長い距離に挑戦 【トレーニングの5か条】
 その4 練習の流れをつくる 【トレーニングの5か条】
 その5 マラソン足を作り上げる 【トレーニングの5か条】
 LSDで持久力を高める
 心拍計を用いたサブ4トレーニング
 テーピングで安全性を高め、疲労を軽減
 アミノ酸を活用して効果的なトレーニングを
 疲労を軽減する作用を持つアミノ酸
 ペースを落として距離を伸ばす
 フルマラソンには目標タイムを設定しよう
 スタミナアップはゆっくり長く
 スタミナアップには欠かせないLSDで走るベースを作る
 はやる気持ちを抑えたセルフコントロールを
 マラソン初心者はとくに、ゆっくり目のスロージョグを
 マイペースとスローペースを使い分ける
 LSDでフォームを整える
 「上り」「下り」でトレーニングを最大化させる
 フルマラソンの前に2時間走を実施
 1週間に5km走×3回でスタミナアップ
 3時間走で確かな自信をつける
 30km走で超回復による強化を
 練習中に違和感を感じたら迷わずストップ


 

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