マラソン初心者はとくに、ゆっくり目のスロージョグを

気付けば、ここ最近、いつものトレーニングが物足りなくなっているような……。
となると、当然ペースアップがしたくなるものですが、実はこの辺りが危ないのです。

なぜならば、それが自分にとってのペースアップだとしても、
「速く走りたい」という意識はストレスになるもの。
精神的な疲労が溜まりがちで、走ることへの意欲がそがれやすいのです。
コツコツとしたトレーニングの積み重ねが難しくなってくるわけですね。

ですから、力がついてきたとしても意識的なペースアップはしないことです。
ただ実際には、いつものペースで走っているのに知らないうちにタイムが上がっていた、
という場合があります。もちろんこれは構いません。要は、私たちマラソン初心者は、
ペースを上げることをトレーニングの目標にしないということです。

2時間を持続して走る

ただ、ゆっくり長く走るといっても、時間的な制約もあります。
人それぞれ、日々のトレーニングに割ける時間も限られていることでしょう。
人によっては、朝のほんの30分だとか、夕方の40分だとか、
まとまって1時間前後の時間が取れない人も多いはず。
この場合は、いつものマイペースで走れば良いでしょう。
走る時間(枠)が決まっているのに、あえてペースを落としても意味がありません。

そうではなくて、週末などの時間が取れるときです。
「今日はしっかり走ることにしよう」、と気合が入っているときにぐっと我慢して、
マイペースのジョギングよりも、敢えてゆっくり目のスロージョグに切り替えます。
もちろん、出来るだけ長く走るためにです。

当面の目標は2時間を持続して走り続けること。どんなにスローでも構いません。
それほどの無理を感じることなく2時間が走りきれるようになれば、
トレーニングをもう一歩前進させられます。
そう、周りに誇れる程度の基礎体力がついてきたと考えていいのです。

 

 

◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆

 【ジョギング】トップ
 その1 負荷を上げる 【トレーニングの5か条】
 その2 効果的な練習法 【トレーニングの5か条】
 その3 ときには長い距離に挑戦 【トレーニングの5か条】
 その4 練習の流れをつくる 【トレーニングの5か条】
 その5 マラソン足を作り上げる 【トレーニングの5か条】
 LSDで持久力を高める
 心拍計を用いたサブ4トレーニング
 テーピングで安全性を高め、疲労を軽減
 アミノ酸を活用して効果的なトレーニングを
 疲労を軽減する作用を持つアミノ酸
 ペースを落として距離を伸ばす
 フルマラソンには目標タイムを設定しよう
 スタミナアップはゆっくり長く
 スタミナアップには欠かせないLSDで走るベースを作る
 はやる気持ちを抑えたセルフコントロールを
 マイペースとスローペースを使い分ける
 LSDでフォームを整える
 「上り」「下り」でトレーニングを最大化させる
 フルマラソンの前に2時間走を実施
 1週間に5km走×3回でスタミナアップ
 「距離走」と「時間走」で着実にレベルアップ
 3時間走で確かな自信をつける
 30km走で超回復による強化を
 練習中に違和感を感じたら迷わずストップ


 

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