【6/12回】 二度と軽々しく“サブ4”なんて言えない
往路の最終ポイントを折り返して、いよいよ復路に突入。
ちなみに、つくばの場合は行き帰りとルートが一緒ですから、
この地点まで来るのに既にたーっくさんの自分より速いランナーと
すれ違ってきたわけですが、とにかく今回1等賞を獲ったランナーは
ブッチギリで速かったですね。2位以下との距離がかなりありましたから。
と、最初はすれ違うランナーを羨望の眼差し+応援するのに
テンション高めだったんですが、それも時間が経って
人数をやり過ごしていくほどに、純粋に“くやしい”気持ちが
フツフツと湧いてきます。なんせ結果はどうであれ、
当初自分は「サブ4」なんて意気込んでいたところ、そのサブ4を達成すべく
4時間のペースアドバイザーはもとより、4時間30分のアドバイザーにも
かなりの距離を開けられてすれ違ってるものですから、
なんだか自分の不甲斐なさが身に沁みてくるんですわ。
まあ例えどんなにやるせなくても、現実を見れば21km走るのに
体が悲鳴を上げだしてるわけでこればっかりはどうにもこうにも……。
ひと言でなめてました。そう簡単に4時間切りはおろか、
4時間30分というタイムを達成できるわけもなく、
みんなそれぞれ陰ながら体力の限界まで自分自身を追い込んでいるんでしょうね。
個人的には後半戦の唯一の楽しみであるロッキーおじさんとの再会は外せません。
往路にいるであろう存在を確認しているので、あとは本人を
この目で捉えることが出来れば今回の大会の目的のひとつは叶えられます。
で、復路から5km前後、往路で確認したポイントに遂に、
ロッキーおじさんの姿を発見! 数メートル前から大音量で流れる
例のサウンドを耳に、この目で遂に確認した時は嬉しかった~。
おじさんのまったく愛想のない、でもこっちが手を上げたら“ちょこん”と
肩下ぐらいの位置まで手を上げ返してくれるあの素振りが
たまらなく印象に残ってます。で、前を走るランナーの数人も
みんな同じように手を振ったりしてるとこを見ると、
多くの人がきっとおじさんに会うのを楽しみにしてたんでしょうね。
そして、復路の方がこのテーマソングが実にジンワリ身に沁みます。
よくぞこれほどテンションを鼓舞させる音楽を作ったものだと、
ロッキーの作曲家には心底感服。ちなみに、このロッキーⅠの
ジョギングシーンの名曲は誰もが認めるところだとは思いますが、
個人的にはロッキーⅣの同じくトレーニングシーンで使われる
HEARTS ON FIREがどんな曲よりも好きだったりするのはここだけの話。
遠くに見える筑波山の美しさといったら!
待望の人物と会えた後は、あとはもう根性勝負でしかありません。
それまではグーグーお腹も空いていたのですが、
気付けば疲労が溜まり出したからか、それどころではなくなっています。
でも食べないことには完走すら危ぶまれますから、23kmの給水給食地点で
ひと口サイズのバナナ2個を鷲づかんでアミノバリューで一気に飲み干します。
ちなみにココまでの給水所では1カップでは足りなかったのを良い事に、
常に2カップをグビグビッ! なので案の定、この23kmで飲み終えた辺りから
わき腹が痛くなりだしてきました。あの天候だからといって飲む量を
制限出来なかった自分が情けないですね。100パーセント自業自得でございます。
と、それなりにキツクなり出したとはいえ、振り返れば
最後の最後の段階に比べればまだまだカワイイものだったりはします。
そしてこの復路で一番気持ち良かったポイントが、というより、
まだ景色を楽しめる余裕のあったところが
この21kmから25km前後ではないでしょうか。
なんせ回りを見渡せばのどかな田園風景が広がり、
右手遠方には筑波山の峰がうっすら見えるわけですよ。
この景色はそうとうに贅沢なものでしたね。
◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆
2013年 第33回開催
◇ 【1/12回】 会場までの道のり
◇ 【2/12回】 ペースランナーを見つけるべし
◇ 【3/12回】 欽ちゃんの仮装大会的コスチューム
◇ 【4/12回】 3年ぶりの未体験ゾーンに突入
◇ 【5/12回】 ロッキーおじさんとの再会
◇ 【6/12回】 二度と軽々しく“サブ4”なんて言えない
◇ 【7/12回】 “30kmの壁”が25kmでやってきた
◇ 【8/12回】 沿道の声援のありがたみを知る
◇ 【9/12回】 フルマラソンの給水でまさかのコーラ
◇ 【10/12回】 速い遅いに関係なく、誰もが満身創痍
◇ 【11/12回】 大げさではなく、立ち上がれない
◇ 【12/12回】 フルマラソン後のタクシーが嬉しすぎる!
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