【2/12回】 ペースランナーを見つけるべし

pacerunner

事前に準備するべきことはもうしましたので、後はスタート地点に向かいます。
今回ボクが出発する場所は「F」ブロック。
A~Hまで区分けされた内のFですから、後ろから数えた方が早い位置なんですね。
とは言え、申告タイムが確か4時間30分だったので、
単純にこれ以上前には速いランナーたちがワンサカいるということ。
なので、Fブロックを見付けて、今回は悩んだ挙句4時間ではなく
4時間30分のペースランナーについて行こうと周りをキョロキョロ探してみると
ブロックの一番前に風船を付けた一目瞭然のその人を発見。
早速話しかけてみると、残念ながらその人は4時間のペースランナーだそう。
じゃあ4時間30分の人はどこにいるのかを訊ねてみると、
このブロックのひとつ後ろ、Gブロックの先頭だとか。
だけどその人曰く、「わざわざ後ろに行くことはないと思います。
走っているうちに後ろから追い抜かされるときが来るでしょうから
その時そのままついて行く方が良いですよ」と、スポーツマンらしく
なんとも爽やかなアドバイス。ではそうしようと、
そのままFブロックの輪に入って今か今かとスタートの合図を待ちます。

パーン! 
3年ぶりの号砲を耳に、早速走り出します。
なんだか民族大移動的な人垣がそのままモソモソと動き出すそれは
中々に迫力があります。スタート直後は
これだけのランナーが参加しているわけですから当然渋滞が起こるんですが、
今回は開始5分前後でスタート地点に到達。
そして、いよいよココから気の遠くなる長丁場が始まるわけですね。


渋滞に逆らわずに体力温存

trafic

まずは周りのペースに合わせて歩を進めます。
とは言っても、自分でもかなり遅いと思うペースですから
他の4時間切りのランナー達はもっともっとストレスが溜まっているはず。
ここで渋滞を強引に潜り抜けていくには相当のパワーを使うでしょうから
きっと皆懸命に体力を温存しているわけですね。
そのまま一団の流れに乗って走っていくと、10分もしないうちに
除々にスペースが出来てきます。すると、タイムを狙う後続ランナーたちが
グングン追い抜いていきます。ここで実感するわけですよ。
「ああ、つくばマラソンを走っているんだなぁ」と。
そんな3年ぶりの、どこか嬉しな感動を胸にマイペースでテクテクと前に進みます。

他のマラソン大会は知らないのですが、それにしてもこの「つくば」は
走っていて実に気持ちが良いもの。
まずスタートから大学構内を抜けていくルートですが、
両脇にびっしり聳える木々の紅葉がマイナスイオンを発していて
清々しいことこの上なし。普段のジョグでは土手しか走っていないものだから、
こんなところを走れるだけでもテンションは上がってしまいます。
景色を堪能しつつ、紅葉ロードを速過ぎず遅すぎないペースで
そのまま進んでいきます。

 

 

◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆

2013年 第33回開催
 【1/12回】 会場までの道のり
 【2/12回】 ペースランナーを見つけるべし
 【3/12回】 欽ちゃんの仮装大会的コスチューム
 【4/12回】 3年ぶりの未体験ゾーンに突入
 【5/12回】 ロッキーおじさんとの再会
 【6/12回】 二度と軽々しく“サブ4”なんて言えない
 【7/12回】 “30kmの壁”が25kmでやってきた
 【8/12回】 沿道の声援のありがたみを知る
 【9/12回】 フルマラソンの給水でまさかのコーラ
 【10/12回】 速い遅いに関係なく、誰もが満身創痍
 【11/12回】 大げさではなく、立ち上がれない
 【12/12回】 フルマラソン後のタクシーが嬉しすぎる!

 


 

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