【3/12回】 欽ちゃんの仮装大会的コスチューム
スタートからしばらくしても中々自分のペースに持っていくことが出来ません。
特別ペースウォッチをしているわけでもないですから、
細かいタイムまでは分かりませんが、それにしても
普段ジョグしているペースよりは若干速いような気もします。
それと、周りの流れに乗って走っていてまず感じたのは、
距離があんまり伸びないなぁ、ということ。
体感的にはもう5kmは超えていると感じても、実際道路脇に掲げられた看板には
3kmだったり4kmの文字。ただでさえこの圧倒される人数な上に、
普段走り慣れていない日中ということもあって、なかなかどうして、
道のりは険しそうですね。
この「つくばマラソン」を走っているときの楽しみのひとつに、
他のランナーのコスチュームや、メッセージ性の強いウェアを来た参加者との
遭遇があります。まあ、そういう人たちは、少なからず気持ちや体力に
余裕があるからそうしているのでしょうから、出遭うタイミングはいつも
追い抜かれるときなんですけどね。今回もまた、
そりゃあ面白い人がたっくさん走っていました。まず二度見してしまったのは、
アフロ&宇宙服に身を包んだランナー。しかもその人、
わざわざヘルメットを小脇に抱えながら走るという懲りようではありませんか!
これには本当に楽しませてもらいましたし、一気に気持ちに
ゆとりが出来た気分です。他にも、後から知ったんですけど、
着ぐるみのままずっと走ってた人や、風船のコスチュームを全身にまとった人など、
もはや欽ちゃんの仮装大会的な面白みが凝縮。そんな人が
実に多く参加しているのもまた、つくばマラソンの別の醍醐味かもしれませんね。
鼓舞するメッセージT
それと、メッセージ性の強い文字がウェアの背面に書かれた
それぞれを見て走るのもまたオツなもの。自己啓発的なものから根性論、
もしくは政治色の強いものまでと多種多様。でもやっぱり、
このマラソン大会のときに前の人が着ててくれると助かるのは、
根性論的メッセージが書かれたやつでしょうか。例えば、何回か見かけた
「いつ走るの? 今でしょ!」。これは今さら感が否めないし
特にテンションが鼓舞されることもないのでスルーするとして、
確か一番ビビッと来たのは、
「夢を忘れる大人にだけはなるな! 夢を馬鹿にする大人にだけはなるな! 夢を笑うクソ野郎にだけは成り下がるな!」
これには参りました。別に普段なんとも思っていなくても、
いきなりナイフを喉元に突きつけられたような衝撃がありましたからね。
こんな感じで他にもたっくさんの文字を見ながら走っているわけですけど、
経験上それを見て感想する余裕があるのは前半戦ぐらいで、
後半戦にもなるともはやその文字を認識できないぐらいに
ヘロヘロになってしまうわけですよ。
そんな感じで、今回はまず自分の中で、42.195kmを
大きく10km単位で4つに区切っていたのですが、
とりあえずは無事1つ目の区切りである10kmはクリア。
まあこれは普段の練習メニューと同じ距離ですから、
ここで特別問題が起こることはないと思っていましたけど、
やはりこの10kmの看板を通過するときは嬉しいもの。
さあ、あとは残すところ32.195kmですね。
◆ 下記の各ポイントも合わせてご覧ください ◆
2013年 第33回開催
◇ 【1/12回】 会場までの道のり
◇ 【2/12回】 ペースランナーを見つけるべし
◇ 【3/12回】 欽ちゃんの仮装大会的コスチューム
◇ 【4/12回】 3年ぶりの未体験ゾーンに突入
◇ 【5/12回】 ロッキーおじさんとの再会
◇ 【6/12回】 二度と軽々しく“サブ4”なんて言えない
◇ 【7/12回】 “30kmの壁”が25kmでやってきた
◇ 【8/12回】 沿道の声援のありがたみを知る
◇ 【9/12回】 フルマラソンの給水でまさかのコーラ
◇ 【10/12回】 速い遅いに関係なく、誰もが満身創痍
◇ 【11/12回】 大げさではなく、立ち上がれない
◇ 【12/12回】 フルマラソン後のタクシーが嬉しすぎる!
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