マラソン中毒をひも解く

あの、1年で最も疲れ果てたフルマラソン参加から
1ヶ月以上が経とうとしています。実は、大会後はろくに普段のジョグが
出来なかったんです。理由は言うまでもなく、
マラソン初心者にありがちですが、足が猛烈に痛むから。
それは膝を壊したり、膝裏に違和感を感じて長期戦線離脱していたときの
「ビキッ!」という“突発的”なショックではなくて、
除々に痛みが増していく感じ。とはいえ、違和感を覚える部分は当時同様に
膝裏の外側の筋だったので、これは無理をしてせっかくのジョギングライフを
台無しにしてはいけないということで、ウォーキングにスイッチング。
ですから、昨年12月から今まで、ずーっとウォーキングで足を休めるのと同時に
ならしていたんです。で、つい先週からやっと今年の“走りはじめ”をスタート。
いやはや、この時期のナイトランともなると、それはそれは
かなりの寒さではありますけど、やっぱりウォーキングとはまた違って
良いものですね。すがすがしくて、気持ちが良くって、
これほど無性に体が欲してしまうスポーツも珍しいと思います。

それで、どうしても気になったので、この中毒性について調べてみると、
どうやらちゃんとした医学的根拠がある様子。この無性に欲してしまう理由は、
マラソンのみでなくてスポーツ全般に言えることらしく、要は、
激しい運動を繰り返すと「エンドルフィン」や「ドーパミン」というある種、
麻薬のような中毒性の高い物質が分泌されて、その作用によって例の
「無性に欲す」衝動が起きてしまうみたいなんです。でも、そうすると
マラソン初心者のボクのジョグは
決して激しい運動ではないので何故だろう、と再度調べると、
それに関しては個人差があるんだとか。
なるほど、今までも同じようなことを聞いたことがあったので、
きっとそういう理由があるんだろうとは思っていましたけど、
こうして現に医学的根拠があるとなると説得力が違いますね。


マラソン中毒要素のエンドルフィンとドーパミン

ちなみに、このエンドルフィンや、ドーパミンという単語は
一度は耳にしたことはありますが、実際どういうものかは理解していません。
なので、自分で調べてみたものを咀嚼してみました。
・エンドルフィン
→ 悪名高い麻薬、“モルヒネ”と同じような快楽作用と、多幸感をもたらします。
そのため脳内麻薬と表現されることも。マラソンで生じることの多い
「ランナーズハイ」は、このエンドルフィンによるものだという説もあるそうです。

・ドーパミン
→ 脳内の中枢神経系といわれる箇所にある神経伝達物質で、
アドレナリンやノルアドレナリンの前駆体。こんな専門用語でまとめても
ボク自身分からないので端的に言うと、
運動、ホルモン、“快”の感情などに関係する物質ということです。

この2つの物質が主な理由となって、マラソンの中毒性が現れているわけですね。
なるほど、こうして「走りたくなる原因」が医学的な面から説明されると
納得するほかないのですが、実はどこかで、その理由だけではなくて
「本当に、純粋に素晴らしいものだから自然と走りたくなる」という、
麻薬的な側面以外のところにも原因はあるという気持ちが当然あります。
だって走りたい欲求が、蓋を開ければただ麻薬的要素だけに起因してるとなると
なんだか寂しいじゃないですか。なので、この2つの要素を踏まえたうえで、
これからもコンスタントに走り続けようかなと思っています。
なんせ今年は大マジでサブ4達成ですからね。

 


 

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