世の中に急な減量は存在しない

ほぼ食べず一心不乱に体重を落とすといった
鬼気迫る状況でなければ、
ジョギングを通して急激に体重が落ちることは無い。
ちなみに、これはあくまでも「“健康的に”やせる」
というのが前提の場合です。

肥満傾向にある人の場合、
全身の至る所に余分な栄養分が溜まっているので、
それをまず汗を流して外部へと放出、汗腺を広げてあげます。
皮膚呼吸の助長を促してあげるわけです。

長い時間や距離を走った後に体重を量ると、
走る前に比べて1キロから2キロは減少しています。
しかし、これで体重が減ったと思うのはもちろん早合点で、
翌日にはまた元の体重近くに戻っています。

これは、走ることによって減った重さのほとんどが、
汗や呼吸することで体外に放出された水分だからです。
そのため、走った後に水分や食事を取ることで元に戻ります。
そして再び次の機会に運動して汗を流す。
これを繰り返すうちに体内の新陳代謝が良くなり、
次第に皮下脂肪も除かれていきます。
この繰り返しこそが理想的な減量を実現するのです。
このことからも、急激な減量を期待するのは
無理だというのが分かっていただけるでしょう。

標準体重の誤解

ジョギングを続けていて、いつまでたっても体重に顕著な変化がない。
あるいは、最初の頃は減ったけど最近は全く。
きっと、そんな経験をした人は多いはず。
しかしである。
明らかに食べすぎだったり運動不足でない限りは、
ジョギングを続けていて体重が一定すれば、
それがその人にとっての適正な体重なのです。

今では一般的に、標準体重という指標で
健康の度合いを示すことがありますが、
これが実はとんでもない誤解なのです。
身長が同じ人間であっても、
筋肉の質量や骨の密度などは当然違いますから、
適正体重が違っていて当たり前。
そのため標準体重に合わせようとすることほど
無意味なことはないわけです。
ジョギングを続けていて体重が一定したら、
それが自分にとっての適正体重だということを頭に入れておきましょう。

 

 

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