「走ることについて語るときに僕の語ること」でタバコをやめた

村上春樹氏について考えてみようかなぁ、と。いやいや、そんな大それたことではなく、思いを馳せてみようかなぁ、と修正させてもらいます(笑)。本当にたまたま、ネットサーフィンしている際に村上春樹氏のことが出てきたものですから、こうしてお題に立てたものの、個人的には特別ファンでもなければ強い思い入れもないのであしからず。

とは言え、一応ランナーの端くれとして、氏の「走ることについて語るときに僕の語ること」は購入して読んでいます。中身の、コンスタントに週6日走っているという事実も当然すごいことなんですが、ボクの興味の対象は、かつてヘビースモーカーだった人が誰もが認めるランナーになっているという事実の方に惹かれました。当時、おそらく3、4年前に読んだときはちょうどボクも禁煙に苦しんでいたときですから、もう、そこはかなり刺激を受けましたね。他にも、かつては喫煙者だったランナーの華々しい現状や、もっと言えばマラソンとは全く関係ない芸能人とかでもいちいち調べて「へー、ほー」とやっていたほどですから(笑)。

さてさて、そんな感じで、世界に広がる村上ファンとは違い、興味があったものを読むというスタンスで来てるボクですが、実は先日、氏と思いっきりニアミスしてしまったんですよ。場所は千代田区の神保町。いわゆる本屋の街ですね。古本から新刊、そして出版社がずらーっと立ち並ぶ土地柄ですから別段見かけたとしても不思議はないんですけど、そうとは言えやはり世界の村上春樹氏ですから若干焦るわけですよ。まあ、後を追ってうんたらかんたらというのは勿論やりませんけどね。で、そんな氏の格好といえば、短パンにシャツ、ショルダーバッグかなんかだったと思いますけど、まったくラフそのものな井出達。そのまま走るランニングウェアではなくて、「いつでも走れるけど一応これ私服も兼ねてますよ」的なものでしたね(笑)。まあ、あそこまでの人だから正直何を着てたとしても絵になってしまいますけど。


よくよく振り返ると、村上春樹がキッカケだったり


ファンではないとか言っておきながら、実はことランニングに関しては、今思うと相当な影響を受けてるような気がします。なんせよーく考えてみたら、先に話したようにこの本と出会わなかったらあえなく禁煙に失敗して、ライフスタイルにジョギングを組み込むこともなかったかもしれませんし。なので、今一度パラパラめくってみると、なるほど、刺激的な文章がそこかしこにチラホラと隠されているんですね。評論家でもないので偉そうなことは言えませんけど、なんていうのか、文章の持つ強さとかじゃなくて本全体の雰囲気で「走るって結構良いよ」っていうのをやさ~しく醸し出しているというかなんというか。基本的に1人称で自分の経験を綴っているのに変わりはないんですけど、そういう感じを受けてしまうんですから不思議なものです。

なので、心が折れそうになったときにはすぐ開けるように、いつだって本棚の目立つ場所に置いてあります。で、あとは、ランニング用のイヤホンでしたね。これはこの前紹介したように、かなりいろんな種類があるみたいなので自分に合って、何より一番安めな物をさっさと見付けようと思っています。


 

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